質屋が使うルーペの意味
質屋とルーペはきっても切り離せない関係にあるといっても良いです。
なぜ使われるかというと、質草をじっくり鑑定する必要があるからです。
ルーペは、「拡大倍率」が違うので用途によって使い分けができる点が質屋にとって、重宝な道具になっています。
一般の人にはなじみが薄いですが、宝石や時計などを鑑定するのに欠かすことができません。
ダイヤモンドなどの内部には、石が形成される段階でできた自然にできたキズがあり、レンズをとおすことによって鮮明に多数確認できることとなります。
高価な時計などでも細かい傷があることで価値がさがるものがあります。
しっかりした査定をするために必要な道具であることは間違いありません。
ブランド品などの真贋鑑定においても、数ミリ単位の違いが真偽を判定する大きな手掛かりとなることがあります。
最低10倍の拡大ができるもので、じっくり見ることで真贋の狂いをみわけることができるのです。
質屋は正確な担保評価ができるからこそ商売がなりたつので、役割は大きなものがあります。
質屋に品物を預けるってどういうこと?お金を貰える?
急にお金が必要になった時、リサイクルショップに何かを売却するというアプローチは質屋でも通用します。
ブランドバッグやアクセサリー、貴金属や楽器といったものですが、しかしできれば売りたくない。
そんな時には質屋に一定期間預けるという選択がおすすめです。
いわゆる質草に入れる、という行為ですが、しかし元来質屋というのはこのような商取引をメインに行っていました。
現代でも多く行われていますけど、要は品物を担保にお金を借りている状態です。
ですのでたとえば10万円の市場価値のあるような品を入れた場合、10万円そのまま借りられることにななりません。
いざ期限までにお金を返せない場合、それを買取業界に流して質入れで貸していたお金を回収するという措置となるため、正直半額にもならないケースがほとんどです。
またお金を借りる際には利息が付いてしまうものですが、実は質屋の場合銀行や消費者金融の利率よりもかなり高めの利息を付けることが可能です。
ですので長期間借りているのはかなりリスクが高いことは覚えておきましょう。